こんにちは。
朝渋でも登壇されていた株式会社アカツキの塩田さん著書の『ハートドリブン』について読んでみました。
理由は、「目に見えないものを大切にする力」というサブタイトルとなにより、ぬくもりと生命力を感じる表紙(のちに、社員メンバーと共同で書いたアカツキの理念をイメージした世界樹だったそうです)に惹かれました。
現代社会に生きる中で、息苦しさを感じていませんか?
本書はこれまで目に見えてわかりやすい「理論」ではなく、目に見えないけれど自分の内面に確かにある「心(ハート)」に着目し、
これからは自分の心の声を理解し、それに従って行動することが大切だと言います。
なぜ、
「ハートにしたがい生きることが大切なのか」
について、
『ハートドリブン』を参考にご紹介します。
こんな人におすすめです。
- 日々、生き辛さを感じている
- なんだか満たされない想いを抱いている
- 心が違和感を感じている
少しでももやもや解消につながればと思います。
1.「機能から多様へ」時代の転換期
現在社会に生きている私たちは、当事者過ぎて気付きにくいですが、
時代は確実に変化しています。
例えば、ネットやSNSの発達による個人と個人が繋がることができるようになりました。
市場はモノであふれかえり、画一的な商品は人気がなく、むしろ自分を表現できるようなカスタマイズできるものが売れています。
社会のニーズに物質的な需要は低下し、youtubeのように心を満たすようなエンタメ、精神的に満たしてくれるものが好まれます。
このように、時代は変化しています。
- 機能的から多様的へ
- 物質的から精神的へ
- 理論的から感情的へ
時代が変化している、
これはつまり私たち一人一人の行動が、意識的か無意識的かにかかわらず、変化しているということ。
そうなんです。
時代が変化してんだなぁってだけではなく、
個人が変化しているんです。
個人が変化したから、
時代が変化した。
時代の変化がみられるところには、
個人の変化が隠れているということです。
そして個人の変化とは、個人の内面の変化、
つまり心の変化です。
無意識的にでも、私たちの心が変化している。
それが時代の変化として表れている。
これこそがまさに今の時代なんですね。
2.感情を大切にすることは「ハートドリブン」な生き方をすること
個人の心が変化したとは言え、そもそもそれを意識できている人がどれほどいるでしょうか。
そして自分の心のままに行動できている人がどれほどいるでしょうか。
心に沿わない行動はどこかで違和感を感じます。
例えば、このままでいいのかと感じる人は、本心ではない行動をとっているのでしょう。
だから、これまで以上に大切にしたいのが、
心の声。
自分自身の心の声を認識して、それに従う。
そして自分の心が駆り立てるものに従うということこそ、ハートドリブン。
これがこれまでの時代の考え方と決定的に違う、モチベーションの源泉です。
これまでの時代はインセンティブ、つまり外部から与えられるもの。
これからの時代はハートドリブン、つまり内部から湧き上がるもの。
7つの習慣でいうと、
これまでの時代はアウトサイドイン。
これからの時代はインサイドアウト。
では、どうすれば心の声を認識できるのか。
自分との対話を重ね、向き合うことだといいます。
本書では、魂の進化という言葉で自分自身の内面的な成長について述べていますが、
自分の固定観念を認識し付き合い、ときには周りと分かち合いながら、様々な場面を通して自分自身と向き合うことが唯一の道とのこと。
自分の感情がどこから湧いてくるのか、なぜこういう考え方をするのかといったように、
感情が絡んでいる行動にフォーカスしてみることが大切なんですね。
自分の本当の想いに気づいていく。それを見つめていく。
感情を丁寧に扱うと、自分の内面が成長・進化していく。
それにより、世界の見方が変わる。
見方が変わると、行動が変わり、人生が変わっていく。
引用:ハートドリブン
人生の目的は、何かを手に入れることじゃない。
自分自身の器と可能性を広げていくこと、より大きな自分に出会うことだ。
引用:ハートドリブン
ハートを大切にして生きていきたいですね。
3.まとめ
いかがだったでしょうか?
サクっとまとめると、
- 物質的な欲求から精神的な欲求へと時代はどんどん変化している
- 自分の心の声に従う(=ハートドリブン)のが大切
- 人生の目的は、自分自身の可能性を広げること
ちなみにこれ以外にも、
塩田さん自身の内面に向き合ってきたエピソードが、会社の創立から駆け抜けてきた実例とともに語られています。
どんな苦労があって、どう考えて、どう成長してきたのか。
実際に経験されたエピソードを絡めるとより理解が深まると思いますよ!
ぜひぜひ興味あれば、読んでみてほしい一冊です。
4.最後に ~本を読んで感じたこと&考えたこと~
僕自身、わくわくを感じることが大人になって減ったと感じてたけど、
振り返ってみると、どうしても自分の心の想いと実際の行動にずれがでていたんだなあって改めて思いました。
同時に、心の声が間違ってなかったとということを後押ししてくれて嬉しかった・・!
とはいえ、普段はそもそも自分の心の声ってなかなかわからないもの。
やっぱり自分の感情に素直に一喜一憂していくことなのかなぁって感じます。
日常に忙殺されて、気づけば感情も失っている。
そんなことにならないように、自分自身今を精一杯楽しんでいるか?っていう視点で、
日々の選択と行動を続けていく、
その先に、ハートドリブンな世界が待っていると思いました。
心躍る本との出会いに感謝です!