こんにちは。
もうすぐ2019年も終わりですね。
年末年始をつかって2020年の目標を設定する予定の方もいるかもしれません。
ところで、今年の年初に計画したやりたいこと(目標)は達成できましたか?
計画はしたものの、なかなか実行することができなかったって方多いんじゃないでしょうか?
そういう僕も計画倒れ、3日坊主も常習犯でした。
そんな僕が今回読んだのは、目標設定の術を学ぶ本『ザ・コーチ』。
目標設定の本質と具体的な方法について学ぶことができます。
そこで『ザ・コーチ』を参考に、
どうすれば、
「正しく目標設定し継続することができるか」
についてご紹介します。
正しい目標設定について理解することで、3日坊主を卒業して、
どんどん自分の夢を叶えていきましょう。
こんな人におすすめです。
- 計画するものの3日坊主で終わってしまう。
- 実現したい夢があるけど、どうすればいいかわからない。
- 正しい目標設定の方法を知りたい。
1.目標設定は夢を実現するためのファーストステップ
あきらめなければ夢は叶うといいますが、本当でしょうか?
僕は半分当たっていて、半分はずれていると思います。
なぜなら夢は、正しい行動を継続した先に実現するものだからです。
間違った行動を継続しても決して夢にはたどり着くことはできません。
つまり、
夢の実現 = 正しい行動 × 行動の継続
の先にあるものだからです。
では、正しい行動はどのようにして見極めることができるのでしょうか?
その答えが目標設定術です。
そして目標設定に用いる言葉はいくつかありますが、
そもそも、夢、ビジョン、目的、ゴール、目標について、これらの意味することをきちんと把握できているでしょうか。
正しく考えるには、まずは言葉の意味をはっきりさせることから始めましょう。
辞書を引いてみると、それぞれ次の通りでした。
- 夢 :将来実現させたいと思っている願い
- ビジョン:将来の構想
- 目的 :実現しようとしてめざす事柄
- ゴール :競技の決勝点
- 目標 :目的を達成するために設けた目当て
つまり、目的を達成するための最終目当てがゴールで、途中の通過点が目標です。
そして夢は自分自身の想い、ビジョンは目的が達成させたときに見える景色といえます。
ビジョンは行動の原動力になります。
ゴールしたときの感情を想像し、今、味わう。それがビジョンです。
ソフトバンクの孫正義さんもビジョンをありありと想像できるといいます。
それほどまでに切望しているエネルギーはすさまじいですね。
これを図式化したものがドリームツリーになります。
引用:『ザ・コーチ』より
そもそも目的が定まっていないと、ゴールや指標となる目標も決められないですし、
目的不在のまま行動しても、逆方向に進んでいってしまっていたなんてこともありえます。
目標を正しく設定するとは、
目的、ゴール、目標の関係性を正しく理解し、それぞれを明確化することが大切です。
そして目的とゴールに沿った目標がきちんとブレイクダウンすることができれば、
その目標を達成する行動が「正しい行動」だということがわかるわけですね。
2.目標を達成する唯一の方法は「継続する」こと(ファイナルステップ)
継続=日々の行動×積み重ね
正しい行動を明らかにしたのなら、あとは実行するだけ。
ポイントは2つです。
1つ目は日々の行動へのブレイクダウン。
いきなり目標を達成するため行動するのでなく、
ゴールを構成する要素に分解し、日々の行動内容を明確化すること。
例えば、資格取得をゴールとした場合、
いきなり参考書を毎日10ページ進めるとするのではなく、
勉強の時間を確保する、出題範囲と傾向を把握する、効率のよい勉強法を調べるなど、
ゴールの達成に寄与するいくつかの要素に分解することです。
2つめはスケジュールへの落とし込み。
ブレイクダウンした各要素をいつまでにどういう状態にしたいかをスケジューリングする。
そうすれば、ゴール達成のためにしなければならないことがより具体的に把握することができます。
そして目標達成のために、今日はなにをどうすることができたかを日々考えることが大切だと言います。
なぜなら、例えば毎日30分勉強するというような、日々の行動計画を指標にした場合では、
進捗の確認が、やったか、やらなかったかという2択になってしまい、
モチベーションが下がってしまうからです。
一方で、やったか、やらなかったかの2択のようにいわゆるクローズドな質問ではなく、
何をどうすればよいかを考えるオープンな質問ができれば、思考力や解決力が鍛えられるとともに、「今日はどんな進捗があったか」を肯定的に振り返ることができるので、モチベーションが維持できることになります。
結果、行動を継続することに繋がります。
3.まとめ
本日は、夢を達成する方法として、
目標設定術について解説しました。
ポイントは、
- 目的、ゴール、目標の関係性を把握し、明確化すること
- ゴールを構成する要素を分解し行動計画をつくること
- 行動計画をスケジュールに落とし込み振り返りをすること
でした。
本書は小説仕立てになっていて非常に読みやすいです。
また、これまでいくつかの目標設定術の本を読んでいますが、
その中でもダントツで読みやすい、わかりやすいという点で、初心者の方にも自信をもっておすすめできます。
4.最後に ~本を読んで感じたこと&考えたこと~
読み終わった感想は、圧倒的に読みやすい!ストーリー面白かった!でした。
主人公の悩みまくりの星野さんが、目標設定の達人に出合い、
目標設定術を学ぶことでどんどん成長していく話。
ストーリーに引き込まれるように、自然に目標設定について理解を深めることができました。
そして目標設定がどれほど大切さを知ることができました。
目標設定の達人の言葉、
「目標を設定することは、自分らしい人生を生きる」と決めること。
結構響きました。まさにその通りかもしれません。
本で語られていた目標設定術は、簡単にまとめると次の通りで、
- 目的地を決める
- 行き方を決める
- 途中の目印をつける
- 時間軸をつける
- 進捗を振り返る
とってもシンプル、当たり前の内容です。
ただ、その当たり前を当たり前に実践できていないのが事実。
僕の場合は、行き方を決めると途中の目印をつける。
ここがうまくブレイクダウンできず、実際の行動に結びつかないケースが多いんだなぁと反省しました。
逆に、この本を読んで課題に気づくことができたので、
1歩前に進むことができるかなと思います。
やっぱり目標設定で悩んでいると一口に言っても、
人それぞれぶち当たっている壁は違うと思います。
それぞれが自分の壁を認識し、そして乗り越えていけるようなきっかけになれば嬉しいです。
この本で学んだ方法で取り急ぎ目標ブレイクダウンしたので、進捗管理しながら適宜修正していこうと思います。
最後に、もう一つの名言を。
「世の中のほとんどのことは、思考による創造と、行動による創造の2つによって成り立っている。」
よし、行動に移します。