こんにちは。
今日は朝渋の著書イベントにて登壇されたハヤカワ五味さんの新刊『私だけの選択をする22のルール あふれる情報におぼれる前に今すべきこと』について、
本と講演の感想&学びを共有したいと思います。
情報過多の時代において、周りに流されるに生きていきたい方にオススメです。
1.選択とは人生を創ること
昔は、様々な「こうするべきもの」、「こうあるべきもの」という考えが普及しており、
僕たちの選択肢は今ほど広くはなかったように思います。
僕たちは「選べなかった」というかもしれませんが、
それは「選ばなくてよかった」の裏返しになります。
ところが、現在を生きる僕たちは日々たくさんの意思決定をしています。
例えば、朝起きてからの、どんな服着ようかな、何食べようかなという些細なレベルから、
進学、就職、転職といった大きなレベルまで。
選んだ食事は身体をつくり、健康状態に反映されるし、
選んだ衣服は印象を決め、その日の気分や人間関係に影響を与えるでしょう。
大きな選択は言わずもがなですよね。
つまり、一つ一つの選択、
その積み重ねが今の自分であり、
今の人生だということです。
本書では「選択」という概念にフォーカスして人生について語ることで、
だから、真剣に考えて一つ一つ選択していこうねっていう想いが伝わり、
僕自身も今日から意識していこう!と思いました。
2.意識的な選択、無意識的な選択
選択が大事!とはいいながらも、僕たちの選択は結構周りの影響を受けています。
例えば、みんなが行くから一緒に飲み会にいく、みんながもってるから買うなど。
しかもリアルの人間関係に加え、今はSNSでもたくさんの情報=意見に触れているわけです。
そしてそんな情報があふれている世の中だからこそ、「選択の重要性」が増しています。
周りの意見に流されて、
知らず知らずのうちに自分の選択ではなく他人の選択に乗っかってるだけの状態ってあると思います。
選択とは意思表明です。
お店で商品を買う、選挙で投票する、SNSでいいねを付ける 等々、
自分がどんな考えで、何を選ぶか、
つまりそれは何をするか、何をしないかを決めることであり、
ひいては自分の輪郭(=自分自身)を明らかにしていく作業でもあります。
選択を人任せにしていれば、その機会を逃すことにもなるのでとってももったいないですよね。
そんなあるとき 、少し仲の良かった友だちがいじめられ始めたのですが 、その状況に我慢できず 、けれど道徳の教科書通りにしてもどうしようもないという絶望的な気持ちで 、クラスメイトが多くいるなかで机を蹴り上げたのです 。私自身も咄嗟のことだったのであまり多くを記憶していないのですが 、その瞬間に何かが吹っ切れました 。いじめをする子たちに戦う姿勢をはっきり見せるようになったのです 。それ以来 、私や友だちに対するいじめはなくなり 、きちんと声を上げることの大切さを学びました 。
『私だけの選択をする22のルール』
意思表示を明確にすれば、周りの自分への見方が変わります。
より、引き寄せの法則ではないけれど、結局自分の進みたいほうにドライブすることになるんじゃないかなーって思ってます。
私自身、男性でありながら育児休暇を1年間取得すると周りに伝えたとき、
周囲の反応が怖かった覚えがあります。
どうして男なのに1年も休むんだと。
ところが実際は真逆で、応援してくれる声が届きました。
しかも、育児経験のあるパパ・ママから実体験に基づく情報(アドバイス)が集まってきたり、
1年間をたくさん勉強したほうがいいよっていうアドバイス(セミナーや書籍をたくさん紹介してもらう)をもらったり、
強面の無口な上司が「素敵な判断だと思います」ってメッセージをくれたりとか、
本当に胸が熱くなることが多々ありました。
これも男性で育休1年もとるの?っていうこれまでの暗黙の了解(自分の頭の中のバイアス)に流されず、
自分は1年とるという選択をした結果だと思っています。
社会の常識、暗黙の了解といった無意識的な選択ではなく、
自分は何を大切にしたいのかという意識的な選択を大切にしていきたいと強く思いました。
3.多様な意見を受け入れる選択の並存
自分の意見を大切にしていれば、同様に他人の意見との対立もあります。
ですが、それはそれでいいんです。
多様な社会なので、多様な人はいてもいい。
生まれ育った環境が違って、性格も違って、感じること考えることも違う人間同士なので、
意見が100%一致することなんてありえない。
その中で大切なのは、
お互いがお互いを認め受け入れあること。きちんと個人として尊重すること。
それはお互いの選択を認めること、つまり選択の並存する社会を目指すことになるのかなと思います。
それができれば、争いのない平和で優しい世界がきっと実現するはずです。
一朝一夕に実現できることではないけれど、
一人一人が変わることなしにもできません。
まずは僕自身が成熟しよう。
そう思える未来像でした。
4.まとめ
ハヤカワさんの人生での選択を事例として、
普段何気なく行っている選択(一部は無意識レベルがありますが 苦笑)、その大切さと可能性を垣間見ることができました。
自分のしたいこと、できること、しなくてはならないものを区別しながら、
自分の意志でもって選択をしていきたいなと思うことができた一冊でした。
ちなみに紹介した以外にも、
- ”ハヤカワ五味”が選択した22のルール
- 選択が自分を形づくった生い立ち
- ブランド誕生と会社の立ち上げから現在まで
など、ハヤカワさんの生い立ちや起業家としての歩みについて本書ではしっかり描かれているので、
興味があればぜひぜひ手に取ってみてください。
この本を読んで、まずは自分自身が、選択を通して、内省と対話を重ね、自分の器を大きくできるよう行動していこうと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
僕の感じたことがあなたにとって何かの変化を生むことができれば嬉しいです。