こんにちは。
昨日、僕が大好きな前田さんの『メモの魔力』を再読しました。
前田さんの文章は、力強く本質的であるのに加え、暖かく優しくて、包み込まれるような感覚になります。
さらに、熱量というか想いが凄くて、読んでるこちらまで元気をもらうことができる、とってもステキな言葉でいっぱいです。
そこで、今日は『メモの魔力』を参考に、
どうすれば、
「自分らしく生きていけるのか」
についてご紹介します。
ちなみに、『メモの魔力』の要約ではありませんので、悪しからず。
こんな人にオススメです。
- 自分の人生、自分らしく生きたい
- 自分のとはなんだ?と晴れない疑問を抱いている
- このままの人生でいいのかと悩んでいる
- 好きなこと、やりたいことがわからない
自分らしく生きることは「自分軸」に沿って生きること
そもそも自分らしさって一体何なんでしょうか?
こんな自分が自分らしい!って胸を張って言える人ってなかなかいないんじゃないかなって思います。
自分らしさとは、一言でいえば「セルフイメージ」。
自分が自分自身をどう認識して、どう把握しているのか。
まさに自分という漠然としたモノをいかに解像度高く捉えているのかによって、具体性が大きく変わってきます。
解像度の高い次元で捉えることができれば、きっと自分という輪郭が鮮明で、自他の境目がより明確に把握できているはずです。
お金をもっている人から順に豊かという時代もあったかもしれないけれど、これからの時代は「アジェンダ」をもっている人が豊かになる。つまり、自分がやりたいことや、美意識が明確な順に。お金がいくらあっても、やりたいことや美意識が明確でない人は、不幸になるかもしれない。
引用:メモの魔力 (第3章 メモで自分を知る)
最終的には「自分が何をやりたいのか?」という問いに行きつきます。
自分を知り、自分の希を知らないまま、どんなビジネス書を読んでも、どんなセミナーに行っても、まず何も変わらないでしょう。
まず「自分を知る」ことがなにより重要です。
引用:メモの魔力 (第3章 メモで自分を知る)
前田さんも言うように、まずは「自分を知る」ことが大切なんですね。
とはいえ、ですよ。
どうしれば自分を認識でるのか全然わからないと思います。
でも、大丈夫です。
最初から分かっている人なんでだれもいませんし、
これから勉強していく(インプットする)必要もありません。
答えは自分の中にあるからです。
自分との対話を繰り返し、内省をする。
それによって、自分を知る。
自分の軸が見えてくる。
自分の軸が見えてきたら、どんどん自分というものの解像度が上がってくる。
これを繰り返して、自分らしさを把握していくことができます。
そして、この自分との対話は、ずばり自己分析です。
ちまたにあふれるたくさんの自己分析の問いに答え続けることで、
自分の軸を明確化させていくこと。
これこそが、自分らしく生きるための、
はじめの第一歩
なんです。
まずは一歩踏み出すところから始めましょう。
1.「自分軸」は自己分析で見極める
自己分析すればいいってのはわかったけど、具体的にどうすればいいの?って思いますよね。
本書で何度も何度も説明されているのが、
ファクト⇒抽象化⇒転用
という考え方。
ある事実(ファクト)から、その本質を抜き出し、そして今できる行動に落とし込んでいくというものです。
いつも素通りしてしまうような単なる事実の確認だけでは済まさないで、
その裏側には何があるのかを考えて、そして他にはどうだろうかとそこから何かを生み出そうとすることこそ、
一番大切なポイントだといいます。
例えば、
前田さん自身の幼少期の体験からの思考の例です。
●ファクト
・カバー曲を歌うと、オリジナル曲のときより立ち止まってもらえる。
・立ち止まってくれた人のリクエストに答えると、ぐっと仲良くなる。
・そうして仲良くなったあとにオリジナル曲を歌うと、もっとお金がもらえる。
●抽象化
・仲良くなるには双方向性が大事。
・人は「うまい歌」ではなく、「絆」にお金を払う。
★転用
・双方向性があり、絆が生まれる仕組みをネット上に作る。
※それによって、アーティストが自分の力でファンを増やし、お金を稼ぐことができるようになる。
引用:メモの魔力 (第一章 メモで日常をアイデアに変える)
この原体験をベースに立ち上げたものが、今前田さんが手がける事業「SHOWROOM」なんですね。
本書には他にもたくさんの事例を含め、
より詳しくファクト⇒抽象化⇒転用の考え方や、
タイトルにもなっている「メモ」をいかに活用していくかについても書いています。
この考え方を用いて、自己分析の問いに答えることで、
自分軸を把握する一助になると思います。
本書では、巻末に自己分析1000問ノックと題して、1000問の質問があります。
これに答えれば、自己分析が一層深まりますよ。
1日10問やったとしても100日、約3,5か月くらいかかりますので、だいぶ重厚ですが、
やりきったあとはきっと今の自分とは比べ物にならないくらいの充実感と新鮮さを感じるはずです。
出口のない自分探しで疲弊している人にぜひ読んでいただきたいです。
答えを外に求めていても見つかりません。
答えは自分の中にあるのですから。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
内容振り返ると、
- 自分らしい人生とは自分の軸に沿って生きること
- 自分軸は自己分析をすることで見極めよう。
- 自分探しを外に求めるのはやめよう!答えは自分の中にある。
ということでした。
ちなみにこれ以外でも『メモの魔力』には魅力的なコンテンツが満載です。
- メモの価値や具体的な取り方
- メモの中核をなす「抽象化」の方法
- 抽象化スキルを活かした自己分析方法
- 自己分析で気づいた自分の夢をかなえるための方法
- 前田裕二さんの熱い想いの原体験 などなど
とてもとても充実した内容でいっぱいです。
今日のまとめも、本書の全体は全然紹介しきれず、ごくごく一部のエッセンスのみでした。
少しでも気になれば、
ぜひぜひ生の文章を読んで、自分自身の肌で、心で、前田さんの想いを感じてもらえればと思います。
4.最後に ~本を読んで感じたこと&考えたこと~
内容もさることながら、僕自身がなぜこの本が好きなのか、なぜ心惹かれてしまうのかについて考えたところ、
理由は2つありました。
1つは、僕自身、「まだ自分の人生に自信をもてていない」ということ。
本書を再読し、改めて感じたのは、
「自分の人生に自信をもって生きる」=「自分の軸に沿って生きる」=「自己理解×行動」
であることでした。
現時点で、十分に自己理解ができたのかという問いに対して、自分自身が自信をもってイエスといえない。
そのことを僕自身の心が感じているという事実こそがすべての原因でした。
だから、まずは自分の心がやり切ったと感じるまで、自己分析をしてみよう(転用)と決意しました。
2つめは、「視座を高めたい」という想いがあること。
僕は、熱い想いがある人って魅力的で惹かれてしまいます。
前田さんもこれからは想いがあるかどうかで魅力が決まってくる(人が集まってくる)時代だと言います。
熱い想いがある人って、自分のビジョンをきちんと言語化して語ってくれます。
その熱量によって、僕の社会や人生に対する視界がクリアになったり、
または、自分が考えたこともなかったような観点で世界を見ることができるようになります。
この感覚が大好き。
そしてなぜなのかを考えたところ、
熱量がある人の視座が高く、僕には見えていないことを見通しているからだと気づきました。
そして自分自身も世界や社会や未来を遠くまで見通せるようになりたい、
その上で自分の生き方を決めていけばもっと楽しい人生が送れると感じます。
可能性に蓋をされた感覚ではなくて、
可能性に満ち溢れた感覚です。
この感覚の中で生きていきたいからこそ、熱量のある人達に惹かれるのだと気づくことができました。
同時に、手段として人から学ぶという外的手法に加え、
自分自身で感じ考え紡ぎだす内的手法があるとも気づいたことが、大きな収穫でした。
本書のメモ術を参考にしながら、
自分自身でファクト⇒抽象化⇒転用して、考えていこうと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
何かのきっかけになれば嬉しいです。