お金の教養(ファイナンス・リテラシー)って大切ですよね。
先行きの見えない時代だからこそお金について理解を深め、
自分のお金をコントロールしなければいけません。
一方で、そもそもファイナンシャル・リテラシーって何?
どうやって学ぶの?といまいちピンとこない点も事実だと思います。
そこで今日は、ぜひとも知っておくべきお金に対する考え方をわかりやすく説明してくれている本を紹介します。
2000年に発売以降、世界各国で発売・重版され、今なおベストセラーであることからも、
その内容が多くの人々に響いていることがわかります。
かくいうボクも、とっても感銘を受けたおすすめ本です!
この本はできるだけ多くの人に読んでほしいですが、
特に次の方々におすすめです。
・お金が溜まらなくて問題だと思っている人
・そこまでではないにしろ今より楽に生活したい人
・金持ちになりたい人
・将来起業を考えている人
・ ファイナンシャル・リテラシーを学びたい人
世の中の収入の流れは全て4つに分類される
図1のように4つの区分があります。
(引用:金持ち父さん貧乏父さんのキャッシュフロー・クアドランド)
・会社に代表される組織の一部として業務に従事し給料を得る従業員(Employee)
・自分でお店などの事業を切り盛りし生計を立てる自営業(Self employee)
・自分のビジネスシステムをもち、従業員が働くことで収益を得るビジネスオーナー(Business owener)
・会社や組織にお金を投資をする投資家(Investor)
EとSは自分の時間を切り売りして収入を得るグループ
そしてBとIは人やお金が働くことで収入を得るグループ
お金の流れで区分された、この4つのクワドランドですが、
実はもう一つ大きな違いがあります。
それはE、SとB、Iには行きつくゴールが違うということです。
各クワドランドで頑張って自分の資源(時間、労働力、お金)を投入した結果、
EとSでは、経済的安定性を手に入れることができます。
経済的安定性とは、いい大学に入って、福利厚生やお給料が会社にいって、いいポストにつくことです。そうすれば、老後は国や会社が自分の面倒をみてくれるから安泰ということですね。
一方でBやIでは、経済的自由を手に入れることができます。
経済的自由とは、自分の時間をつかって直接働かなくても生活に必要なお金が入ってくる状態です。そうすれば、一番貴重な時間という資源を社会貢献、夢、趣味、家族と過ごすなど、自分の好きなように自分の時間を自分の好きなことに使うことができます。
一般的に金持ちと区分される人はこちら側です。
また大きな違いは、
EとSは地位が上がれば上がるほどより働かなければならない一方、
BとIは どんどん自分の時間が増えていく傾向がある点です。
あなたは今どのクワドランドに属していますか?
また将来どのクワドランドに属したいと思いますか?
そして別のクワドランドに移りたいと思ったときは、
どうすればいいのでしょうか?
未来を変えるルール Be-Do-Have
将来こうありたいと願ったら、
まずやることリストを作りますよね。
目標を達成するために、これをやる!と。
でもそれでは目標達成はできないと金持ち父さんは言います。
なぜなら長続きしないからです。
大切なのは何を「する」かではなく、どんな人間に「なる」か。まず自分を変えること。
理想の状態を「もつ」ためには、必要なことを「する」のは大事ですが、
そもそも、それにふさわしい器に人間に「なる」ことから始めることが重要なのです。
別のクワドランドに移りたいと思ったら、
まずそのクワドランドの考え方ができる自分に「なる」ことから始めましょう。
そして、一つ一つ小さな「する」を積み重ねましょう。
いきなり大きな変化はありえません。
小さな行動の積み重ねなのです。
その結果、理想の状態を手に入れること、つまり「もつ」が達成できます。
「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道」~イチロー~
ダイエットや恋愛、もちろん経済的な成功も含め、
結果を求めて、行動しても、うまくいかない話のほうが多いですよね。
人間力のない人が行動しても結果は伴わないし、人も集まってこないから環境も作れない。
逆に人間力のある人が行動すれば、自然と人が集まり、環境が作られ、そして結果は伴います。
自分を結果をもつに相応しい状態に高めるには、
すでに結果をだしている人(=師匠)をみつけ、
どうすればその思考をコピーできるか、どうすればその領域にいけるか、考えてみよう。
師匠の見つけ方は、まず行動です。
同じ方向を目指す人たちと出会うことでどんどん可能性は広がります。
ボクが学んだこと
最後は結局これにつきます。
勇気をもつこと、やり続けること。
特にクワドランドを移す決意をした場合は、
周りのだれがなんと言おうと、どれだけ後ろ指さされようと、
自分が決めたゴールを目指して、コツコツと歩みを進めましょう。
まずは自分の考え方からです。
そしてしっかりと目標を見据え、歩き出すのです。
ボクの大好きなマザーテレサの言葉にも、まさに思考の重要性が語られています。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
~マザーテレサ~
自分の思考回路についてじっくり考えることから始めるのもいいかもしれませんね。
興味のある方はぜひ「金持ち父さん貧乏父さんのキャッシュフロー・クワドランド」読んでみてください!