・頑張って働いてるけど、通勤や待遇に不満がある。もう少し良くならないかなぁ。
・そもそもサラリーマンの将来ってやばいって聞くけど、具体的に教えてほしいなぁ。
こんな疑問に答えます。
僕は新卒で大手企業に就職した当初から約5年間もの間、
「このままの生活を続けていていいのかなぁ」と、
先の見えないサラリーマン生活に漠然とした不安を抱いていました。
そんな僕なりに、たくさん調べて考えた結果たどり着いた「その理由」について、
具体的なデータをもちいてわかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、
サラリーマンとして働き続けた先に将来はない可能性が高いという理由と、
最悪の事態を避けるために今やっておくべきことがわかりますよ。
少しでも現状に不安があれば、ざっと読んで損はないはず。
目次
サラリーマンの将来が不安な理由
日本経済の流れと世界経済の流れを見ながら解説していきます。
ぶっちゃけ、まじで日本の経済はヤバいです。
※なお、僕は経済学の専門家ではないので、その点は悪しからず。
【世界からみた日本】過去30年の経済動向の推移
結論からいうと、日本は平成の30年間、成長がほぼ止まっていました。
国単位の単純比較に用いることが多い、名目GDPを比較したのがこちら。
※名目GDP:国内で1年間に生み出された付加価値の総額。
GDPの世界総GDPに占める割合を比較すると、平成の30年間で日本は中国にがっつり2位を奪われてます。
一応日本はぎりぎり3位を保ってはいますが、4位以降は団子状態で、1位のアメリカと2位の中国との間にはダントツに差をつけられてしまっています。
過去30年のGDPの成長率を比較したものがこちら。
中国の成長率半端ないです、33倍。
次いでインド、10倍。
GDP総額世界1位のアメリカも4倍と順調に成長してます。
一方の日本は1.8倍。
GPD世界トップ10の各国に比べても一番小さい結果だし、
相対的にみると各国においていかれているのがわかります。
実際の絶対値で比較したのがこちら。
どれだけアメリカと中国が独走中かわかりますね。
で、ここから何がわかるのかというと、
日本の成長率が低い状態が長いので、僕たちの雇用が危ういってこと。
どうしてかというと、
日本の成長率が低い ⇒ 企業のお金の巡りが悪い ⇒ 企業は経営効率化を図る
⇒ (施策の1つとして)人員削減がはじまる
ってことですね。
以上が、世界規模でみた日本の状況です。
【日本国内の動向①】終身雇用制度の崩壊
日本の雇用が危ういという話は、最近の日本社会の動きでも確認することができます。
まずは、2019年には日本の経済界を代表する2人の発言から。
「終身雇用を前提に企業経営、事業活動を考えるのは限界」
引用:経団連の中西宏明会長 会見にて
「終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」
引用:トヨタ自動車 豊田章男社長 会見にて
経済界のトップ的な立場の人たちが、「終身雇用もう無理だわ」って言っちゃってます。
さらに、2019年から大手企業で45歳以上の人の早期退職の募集が相次いでスタートしているという事実。
もう人件費のかかる中高年は放り出して、経費を下げたい、経営効率を上げたいと考える企業側の立場が見え見えですね。
今若手と言われる立場の20代、30代でも、自分が40代、50代になったときにリストラに合う可能性がありますし、
そもそも会社があるのかどうかも不明です。
グローバルの波に揉まれて、会社自体も変化せざると得ないでしょう。
倒産しないとしても吸収合併、もしくは買収と組織変更など、問答無用の荒波にあうことも十分想定できます。
つまり、もう会社に所属さえしていれば生活が安泰だった時代は過去のものなんです。
2020年台は、終身雇用制度という日本の1億総中流を生み出していた制度の崩壊が、
本格化する時代かもしれません。
【日本国内の動向②】年金制度の崩壊
こちらもよく聞くし、僕たちの生活の密接にかかわる話題ですね。
ポイントは1つで、年金制度の前提条件が崩れていることです。
原因は人口構造の変化。
どういうことかというと、
1950年時点は、働き世代10人で65歳以上の高齢者を1人支える設計でした。
一方、2015年は、働き世代2.1人で、2050年には1.2人で高齢者を1人支える見込みなのです。
これってつまり、月20万円の収入を得たら、約半分は高齢者の生活費として徴収されて、
自分の使えるお金は半分になってしまうということですよ。
その上、年金受給年齢は近いうちに70歳まで引き上げられることは確実でしょうし、
75歳、80歳へと段階的に引き上げることも容易に想像できます。
だって、国としてもお金がないわけですからね。
そんな日本の懐事情が分かりやすいのはこちら。(50秒で見れます。)
財務省が公表しているデータなんですが、
日本の経済事情を家計に例えると、
収入:月50万円
支出:月80万円
借金:毎月30万円 (赤字)
ローン総額:8400万円 (膨れるいっぽう・・( ;∀;))
なんです。
これだけ聞いても相当ヤバい。
状況だから、消費増税(=収入増)したり年金受給額を減らそう(=支出減)としてるんですね。
日本円の信頼もまだありますが、為替の価値も低下しつづけているし、
世界的にみて価値は低下傾向であることは1つの事実だと推測されます。
つまり、(企業に加えて)国も守ってくれない時代になったということです。
これらの事実を知ったときは衝撃でした。
なんとなく日本に生まれて不自由なく生活できてきたけれど、これからの将来も変わらず安泰とはとても言えない。
優秀な人材として企業で生き残った末も、
満員電車の通勤、海外含めた転勤、終わりの見えない残業、付き合いの飲み会、望まぬ接待対応、昇進してさらに増える重責 etc. と、
年次を重ねるごとに、消耗しきっていく様しか想像できない。
ましてや家庭を顧みる時間や余裕をどう確保すればいいのか。
さらに、そんな親の背中を子どもに見せて育てたら、子どもの可能性(=視野)を狭めてしまうのではないか。
そんな風に考えると、「本当に危機的な状況にいるんだと」認識すると同時に、
「「知らない」では済まされない」、とも感じました。
自分で自分の道を切り開かないと、自分と家族に明るい未来はないなと心底思います。
不安定なサラリーマン生活から脱却して未来を明るくする方法
さて、じゃあどうしたらいいのかというと、
自分で稼ぐ力をつける。
これしかないんです。
会社に属して、会社の名前で、生産活動するだけでは差別化できない。
差別化できないと、もっと優秀でもっと給料安く働いてくれる人材がいれば、すぐにとってかわられてしまいます。
一方で、あなたの名前で、あなた自身が生産活動できれば、自分の価値で差別化できる。
つまり、働き方の自由度と可能性を広げることができます。
人生100年時代の本当の意味とは
人生100年時代ってよく聞くけど、寿命が延びるってだけの話ではありません。
寿命が延びるし、スキルの陳腐化が加速しているからこそ、
継続して学びつづけ、キャリアを変化させつつ生きることが求められる時代がくるよ
っていうメッセージなんです。
●原著『LIFE SHIFT』の要約
・テクノロジーと時代の変化は激しい。
・さらに人の寿命も延びている。
・20代で得たスキルでもって70,80歳まで働き続けることは難しくなった。
・これから先の時代に私たちに必要なことは、一定のスパン毎にキャリアを変化させる生き方が必要。
・マルチステージとして、新しいことを学び続け、キャリアを変化させていく。
・そうすることで、生産的な資産と活力的な資産を得ることができるだろう。
【具体的に】個人で稼ぐための方法は副業(ただしスキルアップ必須)
継続して学び続けることこそ、変化に応じていける唯一の方法です。
だから、時代に応じて必要なスキルを磨くことができれば十分個人で稼ぐことができます。
副業と転職だけでも範囲は広いので、その中のおすすめに絞って理由とともに紹介します。
- ライター
- WEB制作者
- デザイナー
- 動画編集者
- ブロガー
- アフィリエイター
- youtuber
おすすめ副業その① ライター
汎用性が高く、参入ハードルが低いこと。そして即金性が高い点がライターの魅力です。
そもそも日本人であれば日本語が書けないって人はいませんよね?
そういう意味でいうと誰でもライターになれるし、チャレンジが可能です。
ただし一流のライターになるには、ライティングスキルを上げて価値のある記事を書くことが必須。
価値のある記事とは、例えばSEO上位に上がる記事、CVRの高い記事、意図を汲んで言語化した取材記事等です。
ライティングスキルについては、ネット上にたくさんの有益情報があるので、自分で調べて実践を重ねることで力をつけることができます。
そしてランサーズやクラウドワークス等のクラウドソーシングを利用することで、すぐに仕事を受注して実際にお金を稼ぎはじめることができます(=即金性が高い)。
さらに、文章を書く力って本当に広く価値のあるスキルなので、ライター業で培ったライティングスキルを活かして、ブログを書いてみる、アフィリエイトにチャレンジしてみる、メディアの編集者になってみるなど、その先の道も広がりますよ。
おすすめ副業その② WEB制作者
WEB制作ってどういうものかというと、ホームページやランディングページ、ECサイト等を依頼を受けて制作するお仕事です。
フリーランスでも、WEB制作で月20万以上稼ぐ人もいるし、十分大きな収入が見込める魅力的な仕事です。
しかもPC1台あればいつでも、どこでも仕事ができますよ。
ただし、難点は時間がかかってしまうこと。
WEB制作で1万円程度稼げるようになるにも、少なくとも3か月程度は時間が必要だし、
さらにまとまった額の収入を得るためには、学習を継続してスキルアップしていくする必要があります。
でも時間がかかるからこそ競合は少ないのです。
社会のIT化が進む中で、プログラミングスキルの需要が増えているのは事実だし、転職だって十分可能です。
プログラミングスキルを得ることで、より大きな企業案件を受注する、自分のブログをカスタマイズする、実績を重ねて転職する等、その先の道は広がっているといえます。
おすすめ副業その③ デザイナー
ポスターやバナー、ホームページのデザイン制作等が主なお仕事です。
電車の中釣り広告やイベント告知ポスター、おしゃれなホームページを作ってみたいのならこちらの職業です。
例えばWEBデザインでは、案件によって5万円以上/件もあるので、複数同時受注すれば月20万円以上も夢ではありません。
デザインの勉強自体もネットの情報や書籍を活用すれば十分学べるので、デザインが好きだ!って方はデザイナーを目指してみるのもありですね。
おすすめ副業その④ 動画編集者
Youtubeの盛り上がりの裏で動画編集のできる人材の需要が急増していますし、動画編集は素人から始めても1か月程度がっつり学習すれば、お仕事を受注することができます。
なので比較的即金性は高いといえます。
動画編集のノウハウを集めてセミナーを行ったり、チーム化してディレクターとなったり、配信できるコンテンツがあればYoutuberになるなどの道も見えてきますね。
おすすめ副業その⑤ ブロガー
ブログを書いて、アドセンスやアフィリエイト、自社商品の販売等で稼ぐ人です。
ブランディングを確立させ、有名になることで自社商品やコンサル、ノウハウを販売してさらに稼げる可能性があります。
ただ、収益の上がっていないブロガーさんが多いのもまた事実。
ブログはSEOの特性上、結果が見えてくるのに半年~1年以上はかかります。
即金性はないし、そもそも芽が出るかもわからない。
でも芽が出たときは自動で収入をあげてくれる自販機のような資産になる点は魅力的な職業です。
記事を書き続けることが大前提なので、コツコツと積み上げるのが得意な方はおすすめです。
また、ブログを育てる上で、SEOライティングスキルやWEBマーケティングスキルが必要になってきますので、トライ&エラーで積み重ねていけば、このような力もつけることができます。
結果としてブログの月間PV数等、実績を提示できれば、WEBマーケ会社等への転職の際に有利になりますよ。
おすすめ副業その⑥ アフィリエイター
ブロガーが自分をだしながら(=ブランディングしながら)記事を書くのに対して、アフィリエイターは商品を売るために記事を書きます。
どうすれば商品が売れるのか、何を消費者は求めているのかを考え抜くことで、ブロガー同様、ライティングスキルとマーケティングスキルが身に付きます。
中には月100万円以上稼ぐアフィリエイターたちもいるようです。
ただし、昨今は大手企業が参入している関係上、収益に結び付くキーワードをことごとく抑えられつつあり、一般的には大穴狙いは難しくなってきました。
最近ではブログだけでなく、SNSやYoutubeも利用して、アフィリエイト広告へ誘導していくようですね。
ブログ同様初期費用はほぼゼロ(パソコンくらい)で始められるので、参入しやすいお仕事です。
おすすめ副業その⑦ Youtuber
小学生のなりたい職業上位にはいるYoutuber。
こちらは動画の合間に広告を張ることで、再生回数に応じて報酬が支払われるというものです。
現時点では再生回数4000時間以上、チャンネル登録者数1000人以上の条件を満たしてはじめて報酬発生なので、しばらくはコツコツと動画をアップしつづけるしかありません。
5Gによる高速通信、リモートやオンラインの時代を踏まえる、今が最も熱い市場であることは間違いありません。
ブログやアフィリエイト同様、こちらも資産性があるため不労所得が得られる点、またある程度登録者数が伸びれば月20万円以上となる可能性は十分にあるため、とっても魅力的ですね。
独学のスキルアップが不安!そんな課題を解決する方法
サラリーマンを続けながらでもできるおすすめの副業をご紹介してきました。
もちろん独学でもできるけど、コツとかポイントとか学ぶのって難しくないですか?
僕は結構苦手なのです。。
そんな人におすすめなのがワークキャリア(田舎フリーランス養成講座)です。
ワークキャリアでは、上記に挙げたスキルの習得はもちろん、同じ想いをもってスキルアップを目指している人、すでにその道でリアルに生計を立てている人など、フリーランスの人たちとの交流できます。
なにより講師や周りの人がその道で生きるフリーランサーだから、生の声ががっつり聞けます。
副業としてはじめ、その先に結果(まとまった収入、転職、独立等)を目指すのであれば、まずは独立(=フリーランス)レベルを目指すのが一番です。
中途半端レベルだと競合がたくさんいて疲弊するだけですから。
しかも、このワークキャリア、単なるスキルアップが目的ではありません。
受講生1人1人が、今後の人生をどうやって生きていきたいかをじっくり考え、人生の選択肢を見つけることが目的なのです。
ワークキャリアの参加感想については、こちらの記事がおすすめ。
ちなみにもっと詳細を知りたいって方は、TOILOGさんの記事が雰囲気がすごく伝わってきますよ。
1か月集中型が基本ですが、一部講座によっては土日開催の通学型もあるので、普段お仕事で忙しいサラリーマンもぜひ参加を考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
サラリーマンとして組織に依存しているだけじゃ将来まずいよってことをお伝えしました。
今はリーマンショック、コロナショックなど、先の見通しが急に見えなくなる時代です。
そんな不確実性の高い時代に生き残って、大切な家族を守るためには、「1つの組織に依存しない生き方」がなにより重要だと感じています。
その1つが、副業で個人でも稼げるスキルを身に付けることです。
そして、もう1つ忘れてはいけないのが、
結局どんな仕事をするのかは、どんな人生を生きるかの手段でしかないということ。
サラリーマンとして一生働くのも手段だし、副業をするのも手段、フリーランスとして独立するも手段。
一番大切なのは、自分がどう生きたいかなのです。
何事も行動あるのみ。
まずは、
- やりたいことリストを書き出してみる、
- やりたくないことリストを書き出してみる、
- キャリアプランを考えてみる、
- 興味のある分野について調べてみる etc.
今できることから、どんな人生を歩みたいか考え直してみてはいかがでしょうか。