育休とるぞ!って意気込んではいたものの、
育児ってどんな流れで1日が過ぎるの?ってイメージしずらいですよね。
特に、ダブル育休だし、第一子だし、となると予想もつかない...
なので、「これから初めての育児だー!」って方に、僕たちの家庭の事例をもとに、新生児の育児の1日の流れ(ダブル育休バージョン)をご紹介します。
- もうすぐ育休取得だけど、育児中の1日の流れを知りたい
- ダブル育児とワンオペ育児でどれくらい負担が違うか知りたい
- すでに育児中だけど、他家庭の育児事情を知りたい
- 育休中にスキルアップを考えているけど、どれだけ時間が確保できるか知りたい
目次
【前提条件】だいちゃん家の環境&家族構成
- 僕 : 育休中
- 妻 : 育休中
- 息子 : 0歳
- 義父 : ほぼ毎日仕事
- 義母 : 専業主婦
初めての出産で里帰り出産だったことと、
2人とも育休中だったので、初孫の顔みせもあり、2か月間、妻の実家でお世話になりました!
なので日中は、僕と妻と義母の3人で代わるがわる赤ちゃんの様子をみていたことになります。
育休パパ&ママの1日のタイムスケジュール(1か月目)
さっそくみていきましょう!
こちらがある日のだいちゃん家の1日のスケジュールです。
- 6時 おむつ交換、授乳&ミルク、寝かしつけ
- 7時 仮眠
- 8時 起床、歯磨き、朝ごはん準備
- 9時 おむつ交換、授乳&ミルク、寝かしつけ、朝ごはん&片付け
- 10時 掃除、おむつ交換
- 11時 おむつ交換、あやしつけ
- 12時 沐浴、おむつ交換、授乳&ミルク
- 13時 お昼ご飯&片付け
- 14時 昼寝
- 15時 おむつ交換、授乳&ミルク、あやしつけ、
- 16時 哺乳瓶洗浄液交換(ミルトン)
- 17時 入浴、授乳&ミルク
- 18時 おむつ交換
- 19時 晩御飯&片付け
- 20時 おむつ交換、授乳&ミルク
- 21時 寝かしつけ&就寝
- 22時 (寝ていない場合)寝かしつけ継続
- 23時 おむつ交換、授乳&ミルク、寝かしつけ
| 睡眠 - 1時 おむつ交換、授乳&ミルク、寝かしつけ
| 睡眠 - 3時半 おむつ交換、授乳&ミルク、寝かしつけ
| 睡眠 - 6時 おむつ交換、授乳&ミルク、寝かしつけ
新生児の1日の過ごし方
・授乳:2-3時間おき
・おしっこ&うんち:10回くらい(約1回/2H)
・他は寝かしつけ&睡眠
なにがしんどいかって、全部赤ちゃんのペースになること。
こっちの都合はお構いなし。
「おなかすいたー」
「げっぷでなくて苦しい。。」
「おむつ替えてー、気持ち悪い」
「眠たいのに寝れないよぉ。。」
こんな感じで、昼夜問わずで2-3時間おきに呼ばれます。
特に夜は睡眠時間が削られて辛い。
少なくとも2-3時間ごとに寝て、合計6時間くらいは寝れるんじゃ?って思ってたのに、全然そんなことない。
確かに授乳間隔は2-3時間おき。
でも、一度起きたら、次寝るまでに1時間くらいかかるんですよ。
内訳はこんな感じ。
・おむつ交換(3分)
・授乳(10分)&ミルク(10分)
・げっぷ(5分)
・寝かしつけ(5~30分)
うちは初産&新生児だったので、母乳はわずかしかでなかったからミルクで補ってました。
ちなみに最初は母乳がでなくても、最低片乳5分以上/回は吸わせて刺激を促すことで、徐々に母乳がでてくるらしく、こちらも継続。
結果的に、一連の工程時間を合計すると、早くて30分、長い場合は1時間以上寝てくれないのです。
つまり、寝てから、起きるまで1-2時間しかない...
そして1-2時間睡眠を複数回とったところで、睡眠の質悪すぎで、まったく疲れがとれないという悪循環。
経験してはじめて実感するレベルだけど、結構きつい。
どこかの大学で「1時間おきに起こされたら、人の精神はどうなるのか」って研究でもされそうな勢い。
ワンオペママで産後うつが多いというのも非常に納得です。
ただでさえ満足に寝れずに身体がきついのに加えて、
赤ちゃんは思い通りにならずに泣きわめく ➜ 対処があっているのかわからなくて疲弊&自己嫌悪 ➜ 赤ちゃんは泣く ➜ 以下、エンドレス
ですもんね。
産後1か月のママの1日の過ごし方(推奨)
出産という一大偉業を達成したママは身体がボロボロです。
・フルマラソン走った直後
・富士山登った直後
の感覚が1か月以上続くんだよ...(泣)
そして、辛いね...(泣)
(※夫婦ともに富士山登頂、フルマラソン完走経験あり)
最低限、身体は動かせる。
けど、「満身創痍」という言葉がぴったりくるほど、
一動作に力がはいらない、時間がかかる、痛みを伴うという感じ。
これが約1か月も続くんですよ。
ワンオペママ、ほんと尊敬します(2回目)。
ママの身体が妊娠前に戻るのに要する時間は一般的に産後6週間~8週間(産褥期)。
この前半戦である産後1か月間の過ごし方は、療養と同じでとっても大事なものなのですね。
産褥期の母体の変化
- 子宮収縮
出産によって大きくなった子宮が、もとの大きさに戻ること。下腹部痛を感じるのが一般的です。ママによっては「痛すぎて眠れない」こともあります。
- ホルモンバランスの変化
妊娠中に分泌されていた女性ホルモンが、産後は一気に減少します。イライラ、不眠、肌荒れなどの不調が現れる場合があります。
引用: KOSODATELIFEより
よく産後のママは「とにかく安静に」って言われる通り、うちでは次の点を意識していました。
・寝れるときは寝る
・家事は基本しない
・外出しない
・重いものを持たない
うちの場合は義母と僕がいたからこそではあるけれど、
これから育児をするママはできるだけ周りのサポートを最大限に活用して、
身体を休めることに努めてほしいなって思います。
育休パパの1日の過ごし方(役割分担)
- 夜間のおむつ&ミルク担当
- 日中の家事&買い出し担当
- 沐浴担当
パパ分担①:夜間はパパがおむつ交換&ミルク、交代でげっぷ&寝かせつけ
これはまさにチームワーク!といった感じでした。
最終的にうちの夫婦が行きついた形がこちら。
起きて泣く ➜ パパおむつ交換&ママ授乳準備 ➜ ママ授乳中&パパミルク準備 ➜ 寝かしつけ(ママorパパ体力あるほう)
詳しく流れを説明すると、
- まず、赤ちゃんが夜泣きして起きる。
↓ -
これをトリガーに、パパママ起きる。
↓ -
パパがおむつ交換している間に、ママは授乳準備
↓ - ママが授乳している間、パパはしばしの仮眠(5~10分)
↓ -
片乳終了時(5~10分後)にママから合図、パパは粉ミルク準備開始
↓ -
両乳終了後に、パパがミルク(約10分)、ママ仮眠。
↓ -
ミルク終了後、そのままパパがげっぷ&寝かしつけ。
↓ - パパ体力限界時はママに寝かしつけ交代、パパ仮眠。
1人でやれば1時間近くかかる一連の流れですが、
2人でやれば交代しながらなので、1人頭約30分で終わり、次のサイクルに向けて仮眠に入れます。
なにより、限界が来たらパートナーと交代できるという手札の存在が一番大きいと感じます。
1人のときは、「自分がしないと赤ちゃんも泣き止まない・寝てくれない。だけど、自分も体力的・精神的に限界だ」っていう、四面楚歌状態になる可能性があるけれど、2人ならその心配もないのは安心ですね。
夜の2人体制(ツーマンセル)はホントにおすすめです。
- 授乳準備:授乳クッション確保&装着、パジャマからおっぱいだす、乳首をほぐす(約3~5分)
- ミルク準備:お湯沸かす、粉ミルク規定量を計って溶かす、人肌まで冷ます(約5~10分)
- げっぷ :背中をトントン。げっぷがでるまでひたすらさする、トントンの繰り返し(約1~15分)※15分頑張ってでない場合は諦めました。
- 寝かしつけ:抱っこして寝るまであやす。(10分~120分)
※うちの赤ちゃんの体力限界は120分だったので、最長2時間粘れば親の勝ち。でも、深夜の2時間は辛い。
授乳以外はパパでもできますし、ミルクをあげるのであれば、すべてパパ1人でもできます。
パパ分担②:日中の家事&買い出しは基本的にパパ(義母)担当。
日中の授乳&あやしつけは基本ママ、おむつは気づいたほうがやるという風に自然と分担できていました。
僕はそれ以外の家事全般を担当。
里帰りだったのもあり、料理と洗濯は義母がメインにやってくれましたが、
食器洗い、片付け、洗濯ものたたみ、必要物資の買い出しは基本僕が行います。
子どもの寝たタイミングを見計らって、交代で昼寝をとりつつ、夜に備えるというスタンス。
そもそも2-3時間おきに発生する授乳がある時点で、ママは付きっきりになるのは確実なので、
育児以外を僕が担当するという流れです。
- 実は授乳1回あたり70kcal分のエネルギーを消費
- ランニング換算だと時速8kmで10分に相当
パパ分担③:沐浴。
最後は沐浴。新生児の体重は約3キロ。
僕はシンクにベビーバス設置して沐浴しましたが、結構腰にくるんですよ。
最終的には立幅を広げて、腰を落とし、なるべく腰を曲げない姿勢でお風呂に入れてました。
1ヵ月検診が終わるまでは、まだ、パパママと一緒に浴槽にはいれるわけではないので、
新生児の世話で一番の力作業になる沐浴は、パパがサポートしてあげたいところですね。
自分時間の創出をするためにできること
ここまでざざっと、新生児育児の実情を紹介してきました。
一方で、忙しいのはわかったんだけど、自分の時間はどれくらいあるの?
育休中にスキルアップしたり、やりたいことあるんだけど。
って疑問も多いかと思います。
僕も育休取得前はそう思っていましたが、実際に経験してみた結果、産後1か月については、
・ワンオペ育児の場合、かなり厳しい(むしろ体力的に余裕がない)
・ダブル育休の場合、きちんと家事をこなせば創出可能
かなと思います。
【産後1か月】育休中の自分時間の創出(ワンオペ育児編)
ここまでですでに書いた通り、ワンオペ育児の場合、特に体力的、精神的に余裕がありません。
2-3時間おきの授乳、満足にでない母乳、新生児の扱い(あやし方、寝かしつけ方)に慣れていない状態では、自分の時間をもつ余裕はないといっていいでしょう。
1ヵ月間、2-3時間おきの細切れ睡眠でもバリバリ仕事をこなせる体力オバケさんくらいです。
ワンオペパパ、ワンオペママ問わず、少しでも時間ができれば身体を休めることをおすすめします。
【産後1か月】育休中の自分時間の創出(ツーオペ以上育児編)
パートナーが育休取得した、里帰りなど実家の両親に手伝ってもらう場合のケースが当てはまります。
この場合役割分担をうまくすることで、自分時間の創出が可能です。
うちの場合はこんな感じです。
- ママの時間:ざっくり3~4時間くらい。
家事全般は僕が担当することで、授乳・おむつ交換以外の時間 - パパの時間:ざっくり3~4時間くらい。
育児全般は妻が担当することで、家事・育児サポート以外の時間
結果、僕はその時間を使って、読書、プログラミング学習など、スキルアップの時間に充てることができてます。
【まとめ】育休中は工夫次第で時間創出できる
育休をとって実際に経験したからこそ断言します。
新生児の育児の難しさや悩み、また体力的、精神的な負担もあるけれど、
それ以上に喜びと楽しさがたくさんあります。
束の間の新生児育児の時間をどう過ごすかは、工夫次第!
ぜひ、産後1か月というあっという間の大切な時間を、夫婦で、家族で、大切に過ごせますように。